出羽すたぐらむ!#06
こんにちは!地域おこし協力隊のオバラソウです。
お盆が明け、すこしずつ涼しくなってきましたね。
とはいえまだまだ蒸し蒸しした天気が続きそうです。
今回は横手の知る人ぞ知る避暑スポットへ行ってきました!
山奥の滝へ

場所は横手市城南町の奥。
住宅街の奥へ続く道をさらに山奥まで進み、続く険しい道のその先にある滝ノ沢という場所にある滝です。
この滝は県内の他の滝に比べるとそこまで有名ではないようですが、秋田県内でも珍しい特徴のある滝なんだとか。
滝を目指して未舗装路をひたすら進むと、公衆トイレにたどり着きました。

事前の調べでは、目印になる公衆トイレから先は徒歩で行かなければならないとのことでしたが、あたりにはそれらしき歩道が見当たりません。

写真のように、なんとなく道になっているようななっていないような…
道なき道の先に目指す滝があるようですが、ちょっと不安になるくらい草木が生い茂っていました。

不安を抱えながらも進むと、小さな沢が現れました。
きっと滝はこの先!変わらず辺りは鬱蒼としていますがひたすら進みます。
神秘的な滝

緑が溢れる道なき道を進んだ先に現れたのは、派手さはないもののこぢんまりとした美しい滝。
滝壺はかなり浅く、滝全体の幅が広いのが特徴で、絶妙な水量が独特の雰囲気を醸し出しています。


滝に向かって右側には観音像があり、左側には像塔が建っているこの滝。
この場所は横手市指定名勝となっていますが、滝そのものに名前はなく、「滝ノ沢霊場」として一つの場所として古くから親しまれてきた場所だそうです。
こうして滝に仏像や像塔がある滝は県内では珍しく、他の場所では見ることのできない景観が楽しめるのが最大の特徴です。
自然が織りなす景色とマイナスイオンたっぷりの涼しさだけでなく、歴史も感じることができる神秘的な場所でした!

滝まで至る道は直前は多少険しいものの、市街地からは比較的近い位置にあります。
秋の紅葉シーズンはまた違った風情あふれる景観が楽しめると思います。
ドライブと森林浴と一緒に、滝ノ沢で神秘的な雰囲気を味わいに行ってみてはいかがでしょうか?