雪すたぐらむ!#10
こんにちは!協力隊のオバラソウです。
日に日に気温も上がり、空から降ってくるものも雪から雨に変わりましたね。
今回はいろんな「春」を探しに静かな林で撮影してきました!
雪解けが進む早春の杉林

訪れたのは横手市と美郷町の境にある雁の里ふれあいキャンプ場のすぐそば。
私の大好きな平安の風わたる公園の付近にある杉林です。
撮影当日は晴れていて、林には柔らかな木漏れ日が差していました。

解けたり凍ったりを繰り返してザラザラと固くなった雪。
枯れた松の葉や細かい枝が落ちた雪はお世辞にも綺麗とは言えません。
しかし、雪によってできたおもしろい光景がいたる所にありました。

忽然と現れた天然のかまくら。
大きく傾いた木に雪が積もり、雪解けが進んだことで木の下に大きな空洞ができて形成されたようです。
狐か狸でも出てくるかな!?と期待しましたがお留守のようでした。

杉の木の幹にスポットライトのように当たる木漏れ日。
木の根元をよく目を凝らして見てみると、幹の周りだけ雪が少なくなっているのがわかります。

これは、木の幹が日光を吸収してあたたまり、木の周りの雪からどんどん解けていくことによって見られる現象。
春の訪れの兆し。

林の真ん中には雪解け水のによってできた小さな川が流れていました。
水の量は少ないものの、雪解けがどんどん進んでいることが実感できる光景です。

足元には青々と芽吹く小さな植物がありました。
どんな花が咲くんだろう。どんなふうに成長するんだろう。
あいにく写真の植物がなにかわかりませんが、力強く芽吹く姿から元気を分けてもらった気がします。
この植物がなんなのか、知ってる方はこっそり教えてください!
長く厳しい冬の終わりはもうすぐそこに。
今回林を歩いてみつけた、春の訪れを感じさせる光景はどれも些細なものです。
どれも一概には綺麗とは言えないものばかりかもしれません。
しかし、木の幹の周りの雪が解けていたり、雪解け水が小川になって流れていたり、そうした些細な変化を大きな喜びとして感じることができるのは、雪深い土地ならではなのではないかと思います。
みなさんも身近に訪れる春を探してみてはいかがでしょうか?