増田の蔵巡りに行ってみよう!
皆さんこんにちは!
今回は増田の蔵巡りに行ってみたいと思います!
横手市民の私もあまり観光したことがない増田の蔵巡り。
そこで!!
勝手に「ちょっくら(蔵)巡りツアー」を自己開催してみました!
一緒に散歩している気分で最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
まず、増田の町並みについてインターネットで調べてみました。
増田地区は文化庁から幕末から変わっていない町割りや道路などが評価され、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。特に蔵が20軒近く並んでいることが特徴になっているそうです。
増田地区の中心部にある自宅の所有者が明治大正昭和初期から変わらずにいるお宅は10軒程で、所有者が変わっても蔵を含む建物と敷地はそのまま残っています。
ほうほう、なんだか古い町並みを見ることができそうですね!
では、蔵巡りに行きましょう〜(^○^)
皆さん「蔵がある町」「蔵巡り」と聞いて、どんな景色を想像しますでしょうか?
埼玉県川越であったり宮城県村田町であったり、日本にはいくつか蔵が有名な観光地がありますよね。
増田の町並みはこんな感じです。


あれ、増田の蔵・・・どこ・・・?
そうなんです!ただ散歩するだけでは蔵を確認することはできません。
実は増田の蔵は「内蔵」と呼ばれ、外からはその存在すらも確認できない建物であり
雪国独特の特徴を持っている蔵だそうです。
蔵と主屋が一体となっていて全体が上屋で覆われた構造・・・!?

私は「民家の中に蔵があるなら蔵見学はできないの?」と思ってしまいました。
いえいえ。そんなことはないようです。
まずは観光案内所「ほたる」に行ってパンフレットをいただきましょう。
ここではお土産も購入できますよ^^


パンフレットGET!
このパンフレットには散策マップもついています!
散策マップを見ると19もの蔵が公開していることがわかりました。
どうやら蔵は所持しているお宅によって、様々な使い方があるみたいです。
実際に蔵巡りしてお話を伺って来ました。
もちろんどの蔵もオススメですが
この記事では、その中でも私のオススメの蔵を5つ紹介したいと思います。
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まず、観光案内所の「ほたる」から50m程進むと右側に見えてくるのが
日の丸醸造 です

ここではお酒を醸造しています。お酒の販売スペースがあり、試飲もできますよ^^
案内人等はいませんが通路に酒造に関する展示があったり、所々にクイズが設置されていたりと酒蔵ならではの見学ができます。
蔵の中は客間として使用されていたようで、とても豪華で繊細な装飾になっています。
✔︎お酒好きな人や高級な装飾が好きな人にオススメ!
・国登録有形文化財
・入場200円(但し当日お酒を購入すると200円引きになります)
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日の丸酒造から100m程歩くと左側に見えてくるのが
旧村田薬局 です

ここは江戸時代中頃から平成まで続いた増田で最古の薬屋さんです。昔の薬のビンや箱も展示しています。
店蔵の作りで、蔵の二階は薬品倉庫として使用されています。
地下には秘密の薬品もあるそうな・・・。
実は散歩当日は開いていなく、私は蔵見学することができませんでした。別日にもお伺いしましたが見学できず・・・。
もし、皆さんが散歩した日に開いていたらレアかもです!!
✔︎医療関係者や珍しいもの好きな方にオススメ!
・市指定文化財
・入場は有料
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旧村田薬局から用水路を挟んで隣に建っているのが
佐藤又六家 です

カメラや写真を取り扱っている増田地区最古の店蔵の作りで、現役で使用しています。
家主は代々「又六」の名前を襲名しており、現在は12代目。9代目又六さんは増田銀行(現北都銀行)の取締役に就きました。
お家の中を案内していただけるのですが、こんなに生活スペースを見せてもらっていいの・・・?という気持ちになりました。奥には代々受け継がれている帳簿や写真が展示されていて『○年前の○月○日にビールを買った』などを見ることができます。
✔︎経営者の方、最古の蔵を見学したい方にオススメ!
・国指定重要文化財
・入場は有料
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佐藤又六家の向かいにあるのが
山吉肥料店 です

増田地域の中で最も新しい蔵です。最も新しいと言っても昭和8年頃に作られてました。
こちらのお宅では冠婚葬祭などで蔵を使用し、家族の特別な場所として蔵を扱っているため、蔵の内部は見学できません。
しかし、新しい蔵ですので蔵の外装がとても綺麗で、JR東日本の大人の休日倶楽部のC Mのロケ地にもなりました。
佐藤又六家と同じように蔵と生活スペースを案内していただけるのですが、お庭の手入れが行き届いていることがとても印象的でした。
初夏には薔薇、秋にはモミジなど、季節によっても楽しめます。
✔︎写真映えさせたい方、お庭作りに興味のある方にオススメ!
・市指定文化財
・入場は有料
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蔵の町並みを150m程歩き進み、信号を左へ曲がると見えてくるのが
佐藤養助漆蔵資料館 です

江戸時代より8代続いた大地主の旧宅です。現在は稲庭うどんの資料館として内蔵を公開しています。
この内蔵は漆塗りの技術が最上級でどこよりも艶やかです。
併設して食事処、お土産処もあります。ここでは稲庭うどんをタイカレーにつけて食べる『タイカレー2味セット』というものがあります!
なんと漆蔵資料館限定メニュー!
✔︎漆塗りが好きな方、稲庭うどんが食べたい方にオススメ!
・国登録有形文化財
・入場は有料(中学生以下は無料)
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以上が私の「ぜひ行ってみてほしい蔵5選」です!
興味が湧いた蔵がひとつでもあれば嬉しいです^^
私はそれぞれの内蔵にお邪魔してお話を伺い、家によってこんなにも装飾や使い方が違うんだ!と驚きました。
また、現在も現役で蔵を使用していることにも驚き、歴史を感じました。
個人のお宅の生活スペースを見せていただくのはなかなか勇気がいるかと思いますが、どのお宅も優しく解説してくださいます。
ぜひ、ガラッと戸を開けて、蔵の世界を楽しんでくださいね💖
せっかく増田に来て、蔵の中を見学せずに帰るのはもったいない!です!(強気)
((今まで、ふらっと歩いて「昔ながらの建物並んでるね〜。」で終わっていた自分が恥ずかしくなりました))
さて、続きましてグルメです!私の散歩には必須項目ですね。
佐藤養助稲庭うどんの他にも御飯処やカフェがありますよ。
お食事処では『みそ茶屋くらを』さんもオススメです。
美味しい味噌や麹を使用したランチが楽しめます。
蔵の見学も無料で可能です^^

まちの駅 福蔵(ふっくら)さんではぜんざいやソフトクリームを食べることができます。
おやつにいいですね。同じく蔵の見学も無料でできます。

もちろん、その他にも御飯処やカフェがあります。
直感の趣くままに散歩してみてはいかがでしょうか♪
私は今回の「ちょっくら(蔵)巡りツアー」を行うまで増田の町並み、蔵の事をほとんど知りませんでした。
親戚が遊び来ても漫画美術館に行くだけとか、蔵のメイン通りを車で通るだけとか。反省・・・。
なんてもったいなかったんだろうと感じてしまいました。
ぜひ皆さん!実際に増田に来て、蔵を体験してみてほしいです💖
お待ちしております!!