後三年合戦シンポジウムが開催
後三年合戦(1083~87年)は、平安時代後期に北東北で勢力を誇っていた清原氏の内紛に、陸奥守として赴任してきた源義家が介入して起こった歴史に名高い合戦です。また、後三年合戦は、横手市を舞台として繰り広げられたことでも知られています。
後三年合戦シンポジウムは、この「後三年合戦」をキーワードとして著名な研究者などをお招きして、毎年決められたテーマに沿って講演や報告、シンポジウムを行うものです。
今回は、史跡を地域の文化遺産として調査・活用・整備を行っている先進地である弘前・小田原両市の担当者からご報告をいただきます。
さらに横手市の「まち」の形を作りあげてきた郷土の先人である清原氏と小野寺氏に焦点をあて、現在の日本列島史における歴史的評価について中央大学文学部教授白根先生にご講演いただく予定です。
シンポジウムでは、平泉町の八重樫先生をコーディネーターに迎え、パネリストに上記講師陣のほか、国際教養大学の根岸先生も含め、様々な角度から史跡を活かすための方法について、議論を深めていく予定です。
開催場所
横手市役所条里南庁舎(横手市条里一丁目1番64号 電話0182-32-2403)
内容
■12月19日(土) 14:00~16:30
報 告「国史跡大鳥井山遺跡と清原氏・市史跡横手城跡と小野寺氏」
報告者:島田祐悦(横手市教育委員会)
基調講演1「国史跡津軽氏関連城跡(弘前城跡と堀越城跡)」
講 師:岩井浩介(弘前市教育委員会)
基調講演2「国指定史跡小田原城跡と小田原北条氏」
講 師:佐々木健策(小田原市役所)
■12月20日(日) 9:30~12:40
特別講演「清原氏と小野寺氏の歴史的位置づけ」
講 師:白根靖大(中央大学文学部教授)
後三年合戦シンポジウム「まちを作った先人と史跡を活用したまちづくり」
コーディネーター:八重樫忠郎(平泉町役場)
パネリスト:根岸洋(国際教養大学)・白根靖大・岩井浩介・佐々木健策
http://www.city.yokote.lg.jp/bunkazai/event9902500.html
