横手市で図書の自動貸出システム運用開始 スマホやマイナカードにも対応
横手市が3月2日、図書の自動貸し出しシステム「スマート図書館」の運用を始めた。
利用者のプライバシー保護、貸し出し手続きの簡素化などを目的に、ICタグを添付した図書を自動貸出機で貸し出す。図書館が発行するカードのほか、スマートフォンやマイナンバーカードでの貸し出しにも対応する。増田図書館(増田町)、平鹿図書館(平鹿町)、雄物川図書館(雄物川町)、大森図書館(大森町)、十文字図書館(十文字町)の5カ所で運用する。移転閉館中の横手図書館は9月1日まで、横手市交流センター・わいわいプラザ(駅前町)に自動貸出機を設ける。
市図書館課によると、3月2日の利用開始から約1週間たった現在、同システム経由の貸出率は約85%という。
初めて同サービスを利用したという40代男性は「貸出機の上にまとめて置いた10冊の手続きが一瞬で終わった。手間もかからず便利」と話す。
市図書館課の平塚比呂子さんは「初めて利用する人でも利用はスムーズな様子。図書館に足を運んで、気軽にシステムを利用してもらえたら」と呼びかける。