横手で昭和のスナップ写真展 地元写真家が市井の人を撮影33点
横手市出身のアマチュア写真家・山下清司(せいし)さんの写真展「昭和の情景秋田から」が、現在、横手市観光情報センター(横手市駅前町)で開かれている。
写真館に勤める傍ら、1950年(昭和25)年ごろから横手市の近郊で市井の人々を中心に撮影した旧・仙北群金沢町(現・横手市金沢)出身の山下さん。1963(昭和38)年ごろ線路伝いに嫁ぎ先へ向かう花嫁を撮影した「線路を渡る花嫁」や、稲刈り時期に田んぼと女の子を撮影した「田園の少女」など33点を展示する。
同展を企画したのは、清司さんの長男の浩さん。清司さんが2019年に病気で入院したこときっかけに、帰郷した際に実家で見つけた大量の写真やネガフィルムを「横手の昔の風景や人々の表情を広く伝えたい」と横手市に相談。市の協力を得るなどして開催にこぎ着けた。
「懐かしい風景や、きれいに撮影された女性など鮮明な人々の表情に感動したとの声が寄せられている」と浩さん。「スタジオで撮影するのが主流だった時代に、屋外で撮ったからこそ現われる人々の表情。皆さんに楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は9時~17時(最終日は15時まで)。入場無料。9月24日まで。
場所 | 横手市観光情報センター |
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