世界初の消しゴム版画家であり、TVウォッチャーとして多くの名コラムで世間を沸かせたナンシー関氏が逝去して21年。

生涯にわたり彫り続けた消しゴム版画を中心に、ナンシー関氏の人生とその軌跡を後世に伝えるべく、展覧会を開催します。

ナンシー関 Nancy Seki

消しゴム版画家、コラムニスト。

1962年7月7日、青森県青森市の棟方志功記念館そばに生まれる。高校時代から消しゴムでハンコを彫りはじめ、「丁稚シリーズ十連作」がえのきどいちろう氏の目に触れ、84年消しゴム版画家としてデビューする。当時「ホットドッグ・プレス」編集者だったいとうせいこう氏に「ナンシー」と名付けられ、読者投稿ページでコラム連載『ナンシー関の漢字一發!』をスタート。執筆でもおおいに才能を発揮する。彫った消しゴム版画の数は5,000点強にものぼる。2002年6月12日逝去。享年39。