横手産スチューベンを使う紅茶、発売へ ジュース副産物を活用、市観光協会が企画
横手市観光協会(横手市中央町、TEL 0182-33-7111)が4月1日、地場産のスチューベンを原料に使う紅茶のティーバッグなど2種を発売する。
横手市大沢地区で生産されるブドウの品種スチューベンの果肉や果皮をドライ加工し、スリランカ産の紅茶葉とブレンドした商品。「ティーバッグ」(10袋、2,350円)と「リーフパック」(50グラム、2,390円)を販売する。
これまでにもスチューベンのジュースの販売などを手掛ける同協会が、紅茶専門店ワイズティー(栃木県宇都宮市)の根本泰昌社長の提案・監修を受け、ジュース製造の際に副産物として残る果肉や果皮を有効活用する商品として企画した。
ジュースに使うスチューベンは完熟させてから収穫するため、副産物のドライ加工が難しいことなどから、試行を繰り返しながら開発、商品化にこぎ着けた。
同観光協会で商品企画を担当する鈴木健さんは「芳醇な香りと、ほのかな甘みがある紅茶に仕上がった。市内のカフェなどのメニューとしても提案している。横手市の新しい土産品に育てられれば」と話す。
横手市ふれあいセンター・かまくら館(中央町)、ふるけん(赤坂)、道の駅十文字(十文字町海道下)などで販売する。