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北京冬季パラ出場の藤原哲さん、母校の横手清陵学院高校を表敬訪問

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北京冬季パラリンピックに出場した横手市出身の藤原哲さんが4月14日、母校の横手清陵学院高校(横手市大沢)を訪問した。

 

藤原さんは1980(昭和55)年生まれの42歳。同高校の前身で旧横手工業高校1年の4月にスキー部の合宿で脊髄を損傷する事故に遭ったが、リハビリに励み1年間の休学を経て車イスで復学。33歳でチェアスキーを始め、今年、初めて北京冬季パラリンピックアルペン男子座位に出場を果たし、23位の成績を残した。

 

高久英夫校長や鈴木弘志同窓会長、藤原選手を3年間担任した高橋孝輝教諭らに出迎えられた藤原さんは、大会の結果を報告し生徒らの応援に感謝を伝えた。大会で使ったスキー板など道具を説明するなど30分ほど懇談をし、同窓会からお祝いの目録を受け取った。


藤原さんは「競技当日に、母校に通う約130人がホールに集まって応援してくれていたことは、メールやSNSを通じてリアルタイムで知っていた。皆さんの応援がとても力になった」と話す。


高久校長は「生徒と一緒に中継を見て、とても盛り上がった。コースを滑り切れない選手も出る中で、ポールギリギリを攻めてスピードを上げていく藤原さんの姿には勇気をもらった」と話す。「当校の生徒の前で講話してもらうことを検討したい」とも。

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