横手で「おうちで線香花火」企画 飲食店テークアウト利用で花火進呈
家庭で線香花火を楽しむイベント「おうちで線香花火」が8月28日、横手市内で開かれる。
2004(平成16)年から毎年、市内を会場に開いてきた「全国線香花火大会」。1999(平成11)年に国内での製造が中止され、2000(平成12)年10月に製造が復活した純国産の線香花火の製造支援と日本の伝統文化を残すことが目的だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年に続き、今年も開催が見送られた。
今回のイベントは、飲食店のテークアウト利用客に花火を進呈し、線香花火を楽しむことを促すイベントとして企画。「各家庭で同日、一斉に線香花火を楽しんでもらえないか」と同実行委員会が市内の飲食店に打診したところ、15店から協力を得た。
同実行委員長の吉田昌平さんは「飲食店の協力を得てイベントの準備を進めている。自宅でテークアウト料理と花火を合わせて楽しみながら、家族の絆を深め、夏の思い出づくりに役立ててもらえれば」と話す。
花火の進呈期間は8月23日~28日。
自宅などで花火を楽しむ様子をSNSで発信することを条件に、抽選で横手市の特産品などを進呈する。