横手で「どぶろく」発売 男性5人が受け継ぎ商品化
横手の醸造所「四季彩館」(横手市山内)が3月3日、どぶろく「六華(りっか)」を発売した。
20~40代の男性5人が、横手市で唯一「どぶろく」を作っていた杜氏の坂本勇さんから作り方などを受け継ぎ、立ち上げた同醸造所。2019(平成31)年に引き継ぎ準備を進め、新体制としては初めて醸造を手掛けた商品として販売する。
販売するのは、県内産「あめこうじ」を原料に使い、「飲みやすさをより追求した」という「ノーマル」と、「すっきりとしたのど越しを追求した」という「ドライ」の2種類。アルコール度数は15~16%。
高橋健太郎社長は「年配の方にとっては懐かしく、若い人にとっては新しい味だと思う。ぜひ飲んで、横手市山内地域の豊かな自然を思い浮かべてもらえれば」と仕上がりに自信を見せる。
出荷を見守った坂本さんは「若い皆さんが醸造所を継いでくれてうれしい。味見をしたが、しっかり米の味を感じることができるどぶろくになった」と太鼓判を押す。
初回出荷数は132本。価格は1,100円(500ミリリットル)。道の駅さんない(山内土渕)のほか、県南のスーパーなどで扱う。