横手の総菜店がマルシェイベント「紅玉マルシェ」 演奏会も
デリカテッセン&カフェテリア「紅玉」(横手市十文字町梨木、TEL 0182-42-5770)で7月29日、マルシェイベント「紅玉マルシェ」が開かれ、多くの来場者でにぎわいを見せた。同店が「地域の文化祭」を目指し、「手作りマーケット紅玉マルシェ」を始めた2009年以来、8年続くイベント。今回は、横手市大森町在住の平元沙恵子さんが生産するスイカ「夏丸チッチェ」や鈴木知行さんが生産するミニトマト「ロッソナポリタン」など地元の農産物を販売したほか、天然酵母やうすびき粉など自然素材を使ったパン店「Pano(パーノ)」(湯沢市)や、塩のみで漬ける本格生ハムを河辺三内で作る「自然工房 北の風」(秋田市)、「カキ小屋・藤田さん」(岩手県陸前高田市)、「秋元酒店」(大仙市)がセレクトした日本酒などの飲食メニューを提供した。あけび蔓細工「つる遊会」(東成瀬村)が工芸品を販売するなど計9店が出店した。「こおひい工房 珈音(かのん)」(男鹿市)店主の佐藤毅さんは来場者の目の前でコントラバスの演奏を披露するなどし、来場者を楽しませた。秋田の食文化・発酵にフォーカスを当てた旅行ツアーに参加し、イベントに訪れた都内在住の丹羽靖彦さんは「ランチで食べた食材の味覚の記憶が鮮明なうちに生産者に説明いただいた。最高のライブ食文化体験」と話す。紅玉店長の高橋紅さんは「地域の皆さんに喜んでもらいたいとの思い開催している。人との出会いが広がり新しいアイデアも生まれてきている。今後も不定期ながら継続できれば」と話す。
日付 | 2018年07月31日 |