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横手と湯沢で「全国リンゴ研究大会」 全国のリンゴ生産者集まる

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横手市と湯沢市で7月26日、「第60回全国リンゴ研究大会秋田県大会」が始まった。2年に1度、全国のリンゴ生産者が集結して技術と知識向上、交流を深め、日本のリンゴ生産の活性化などを目的に、全国のリンゴ生産地の中から開催地を選んで開く同大会。大会初日、横手市民会館(横手市南町)を会場に、「国際Kiraful協会」(大阪市福島区)の中野瑞樹代表と国立研究開発法人農研機構で品種育成研究に取り組む別所英男さんの講演や、果樹生産者4人による事例発表が、全国から集まった約600人の果樹生産者など関係者を前に行われた。同実行委員会は、リンゴ栽培における雪害からの復旧や、薬品を使わないダニの抑制技術に関する取り組み、リンゴの品種「秋田紅あかり」と「紅秋光」の生産に力を入れていることなどについて、講演会場や視察農園に設けたパネルなどでPRする。横手セントラルホテル(平和町)で開かれた交流会では、横手市と湯沢市の物産店が特産物などのアピールを行う中、地酒を振る舞うなど地元の魅力をPRした。同実行委員会事務局の秋田県果樹協会(平鹿町醍醐)の冨岡幸喜事務局長は「今回の大会をきっかけに果樹産業の仲間たちと共にさらなるリンゴ産業の発展につなげていきたい」と大会の効果に期待を寄せる。27日には、平鹿町醍醐のリンゴ園2カ所(齋藤氏園・佐藤氏園)と湯沢市駒形町大倉のリンゴ園(山下氏園)、秋田県果樹試験場(平鹿町醍醐)の視察などを予定する。
日付 2018年07月26日