横手で郷土史家「戎谷南山ゆかりの研究者」展 生誕150周年記念で
後三年合戦金沢資料館(横手市金沢中野)で2月4日、記念講演「郷土史家・戎谷南山(えびすやなんざん)の人物像について」が開かれる。
郷土史家・画家の戎谷南山の生誕150周年を記念した「南山とゆかりの研究者」展に合わせ開く。講師は横手市まちづくり推進部の高本明博さん。
明治から昭和初期にかけ、金沢本町で菓子屋を営みながらライフワークとして「後三年合戦絵詞(えことば)」5巻の模写を完成させた南山と、仙北・平鹿地区を中心とした8人の郷土史や民族学などの研究者の足跡を、当時の写真や書物などの資料を通して紹介する。
同資料館解説員の加賀谷常博さんは「地元の研究家を取り上げた展示は今回が初めて。郷土史研究が全国的に盛んだったこの時代、研究者は地域の枠を超えて交流していた。こうした人物を通して、郷土をより深く知っていただければ」と話す。
開催時間は13時30分~15時。入場無料。同館の開館時間は9時~17時。入館料は100円。同展は3月12日まで。
横手経済新聞