来月15〜16日の2日間開催される小正月伝統行事「横手のかまくら」を前に、かまくら作りの職人集団「かまくら職人」の詰め所開きが横手就業改善センター(横手市条里)でおこなわれました。
今年は20人の職人が参加し、かまくら当日までに市内に約80基のかまくらを作ります。
かまくら制作が始まるにあたり、横手の雪まつりを主催する横手市観光協会の打川 敦 会長は「横手のかまくらは美しさが売り、皆さんが職人として作られる横手市の本物のかまくらの美しさをPRするために全国に出前かまくらをおこなっているが、なんといっても横手に来て本物のかまくらを見ていただくことが願い。美しいかまくらをたくさん用意して迎えたい。そのためには皆さんの力が必要、悪天候や条件の悪い場合もあるかもしれないが、事故や体調管理に気をつけて頑張ってもらいたい」と激励しました。
雪まつり委員長の和泉 慎太郎さんからは「皆さんの心意気とかっこよさでかまくらを作っていただきたい。昨今は職人が流行っている、かまくら職人の上着を着ているとカッコイイという小学生も増えている。アイドルとなってかまくらを作ってもらいたい」
横手市の髙橋 大市長は「多くの市民が皆さんの作られる美しいかまくらを期待している。雪国以外からいらっしゃる観光客の皆さんはかまくらの大きさ、数、美しさ、かまくら内でのおもてなしに感動されている。これも皆さんの奮励努力があってからこそ」と激励しました。
かまくら職人親方の北嶋勝雄さんは「今日からかまくら作りに入るが、事故、怪我の無いよう注意しながらお願いします」と職人一同へ話しました。
詰め所開き後は秋田ふるさと村へ移動し、正面入口に1基、お祭り広場に4基、計5基のかまくら作りを始めました。
かまくらは高さ約3メートル、直径約4メートル。職人4人1組となり1日1基のペースで作業が行われます。
形ができたかまくらは、2〜3日置いたあとに穴を開け完成させます。
時折吹雪く中の作業でしたが、息の合った作業で順調に進み、制作開始から約6時間かけ雪を積み上げました。
本日から市内各所でかまくら作りが始まります。
作業時間は午前8時30分から午後5時まで、一部ローダーなどの重機を使って制作します。皆様のご理解、ご協力をお願いします。
かまくら職人をみかけたらぜひ応援しましょう!
かまくら作り作業日程
1月19日から随時:横手公園、横手市役所本庁舎前道路公園
2月1日以降:羽黒町武家屋敷通り、二葉町かまくら通り
※日程は作業の進み具合により変更になる場合があります。
◯横手の雪まつりホームページ(横手市観光協会)
http://www.yokotekamakura.com/01_event/04_winter/kamakura_pamphlet2017.html